心地よさにつつまれて
看板を水ぶき刷る最高の仕事となみだ雪を拭い去るワイパー
心地よさ
J-0189
心地よくするには
E−MAILの普及。進捗率の増に伴なって印刷やさんが自ら閉店のお知らせ状を刷るところも多くなったと話が伝わってくる。悲しく寂しい話だけど時の趨勢にはかなわぬことなのかもしれない。

●昨年末をもって永く続いた印刷やにピリオドを打ち、息子夫婦と同居を決めた夫妻お会いしたときには何かしら吹っ切れたのか本当にいい笑顔でむかえてくださった。『誰かが使ってくださればいいんだけれど』僕が選んだこのスチールのドロワーズ。おじいさんのしわがれた手のように取っ手が時間を物語っていた。

●今月に取り壊されることになっているのにもかかわらず看板とドアを力をこめて水ぶきする夫妻。その仕草はローラーにインクを染み込ませて回し込むやり方。これまでと同様に最高の印刷をしている風に見えたんだ

●雪道に残る雪のタイア痕のローラー印刷を見ながら。僕は有終の美の姿を見ることができてよかったのか?と自問自答しながら僕はフロントグラスに舞い降りてきた大粒の涙雪を、ワイパーで拭い去った。
心地よさの笑顔
高36.8 幅42 奥27.4 
¥10069(送料等込み価格)

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